昭和の名残りがまたポツリと消えた。'60年代から'70年代にかけて、ファンから“頭突きの金ちゃん”と親しまれた大木金太郎(本名 金一=キム・イル)さんが10月26日、韓国・ソウルの病院で心不全のために亡くなった。享年77。大木さんとは40年近い付き合いであった。
レスラーや我々は仲間を愛称で呼ぶ。「デカイの」が故ジャイアント馬場、「胸毛」が故マンモス鈴木、「アゴ」がアントニオ猪木……。わざわざ名前を呼ばなくとも、それで会話は成り立つ。「石頭の金ちゃん」と呼ばれた大木さんは、前出3人とともに、力道山の日本プロレス時代は“新人四天王”といわれた。
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photograph by Essei Hara