坂口征二CEOが経営の第一線から勇退。しかし、常勤相談役として新日本に残ることになった。創立者のアントニオ猪木に物が言えるのはいまや彼しかおらず、落ち込みの激しい業界にとってはまだまだ必要な人物だ。
振り返ると、坂口が社長に就任したのは年号が平成に変わった'89年の6月。翌年3月、「プロレスラーと社長の二股稼業は無理」とキッパリ引退。その後はファンのために主要都市をまわっている。
筆者にとっては『“世界の荒鷲”19年の歴史』という引退ツアー記念のパンフレット製作に携わった際に、故郷の福岡・久留米で行われた引退試合に招待され、現役最後の祝宴に加わり、一緒にしこたま飲んだのが最高の思い出である。
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