本命アンディ・オロゴンも対抗TATSUJIも総崩れ。『K―1 WORLD MAX2008〜日本代表決定トーナメント〜』(2月2日・東京)は大波乱の中、幕を閉じた。激闘を制したのは、出場メンバーの中で一番知名度の低かった城戸康裕(谷山)だった。
「まるで夢を見ているみたい」
真新しいチャンピオンベルトとともに控室に戻ろうとする道すがら、城戸はそう呟いた。その傍らにいた谷山ジムの谷山歳於会長も「まさか城戸が優勝するなんてね。俺でも予想できなかったよ」と相好を崩した。城戸陣営にとっても今回の優勝はアンビリーバブルだったのだ。
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photograph by Susumu Nagao