#665

記事を
ブックマークする

“80%”で掴んだV2。アロンソに備わった風格。

 25歳という若さで2連覇を達成したF・アロンソ。この2年間に14勝。リタイアはたった3レースだけである。自分のドライビングミスは昨年カナダGPで一度きりだ。まさに“セーフティ・ファースト”が彼のレーススタイルなのだ。“あと1ポイント”、最終戦ブラジルGPでM・シューマッハーに勝たれても、8位以内でゴールすればいい。数字上では実に簡単な“V条件”だ。だから250戦目、最後のレースに臨むシューマッハーは「もうドライバーズタイトルは諦め、コンストラクターズのほうに賭けてみる」と腹をくくった発言をした。敗北宣言のようにも聞こえるが、これはいかにもシューマッハーらしい口撃。若いアロンソと彼のチームに対して最後のプレッシャーをかけようとしたのだ。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Hiroshi Kaneko

0

0

0

前記事 次記事