日本勢の戦いぶりに注目し、AFCチャンピオンズリーグ(以下、ACL)を見ているのだが、試合の度に、アジアの底知れぬパワーに唸らされている。浦和、川崎といえども、曲者たちは、簡単に勝たせてはくれない。
浦和が対戦したペルシク・ケディリ(インドネシア)の技術は、お世辞にも高いとは言えないものだった。にもかかわらず、低い位置からでも、執拗に短いパスをつないでくる。ヨタヨタとタイトロープを渡ってくるかのような、無謀さと紙一重の勇敢さは、だからこそ、不気味なほどの主張があった。
川崎と対戦したバンコク・ユニバーシティ(タイ)にしてもそうだ。圧倒的に押されていても、“ボールを持ったときには”待ってましたとばかりに、生き生きと動き始める。焦りで平常心を失っていた川崎とは、あまりにも対照的だった。
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