モトGPクラスはここまで7戦を終え、3年ぶりのタイトル奪還を目指すV・ロッシと、初タイトル獲得に燃えるD・ペドロサの2人が、頭ひとつ抜け出した状態にある。シーズン中盤戦の山場、イタリアGPとカタルニアGPの2連戦では1勝1敗。それぞれの地元で勝利を手に入れた格好だ。
今年は開幕戦からヤマハ勢の好調さが際立っている。ロッシは3勝を含んで6回表彰台に立ち、ヤマハ全体としては4勝のべ11回の表彰台を獲得した。対してホンダは、ペドロサの2勝を含む6回の表彰台のみ。昨年のチャンピオン、ドゥカティは、C・ストーナーの1勝を含む4回の表彰台だけ。ヤマハの仕上がりの良さが、数字に如実に表れている。
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photograph by Satoshi Endo