#634

記事を
ブックマークする

マンネリズムを越えて、25年目の「熱闘甲子園」。

2009/03/08

 今年も球児たちの夏が始まった。筆者は社会部記者時代、何度か甲子園取材に走ったことがある。勝者の歓喜と敗者の涙、家族、師弟、友の絆……。「感動」のひな型は決まっていて、それにはまる情報を集める作業に追われた。ネタが尽きると、去年のスクラップと同じような記事を並べたこともあった。

 朝日放送の「熱闘甲子園」は、そんな究極のマンネリズムと真正面から向き合ってきた。

 番組が始まったのは'80年だから、もう25年も球児たちの物語を紡いできたことになる。視聴率は池田高校の活躍で34.9%を記録した'82年のような盛り上がりこそないが、深夜枠に移行してからも10%台をキープしている。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Hideki Sugiyama

0

0

0

前記事 次記事