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リーダーの自覚を持つ、ブランドに飛躍の予感。

 「エルトンは首が短いんだ」

 エルトン・ブランド(ロサンゼルス・クリッパーズ)がドラフト1位でシカゴ・ブルズに指名されたとき、当時ブルズのGMだったジェリー・クラウスがしきりと力説していたのを思い出す。首の長さが選手を評価する材料になるとは考えたこともなかったので、妙に印象的な言葉だった。首が短いということは身長の割に肩の位置が高く、その分リーチも高く、身長以上のプレーができるというのがクラウスの持論。203cm、パワーフォワードとしては身長が低いと批判されていたブランド援護のコメントだ。

 実際、ブランドはNBAに入って6シーズンの間20&10(平均20得点、10リバウンド)の安定した活躍で不安をふき飛ばし、2002年にはオールスターにも出場。いつの間にか「背が低い」と批判する声はなくなっていた。ただし腕も人一倍長いので、首が短いことがどれだけプラスになっているかはわからないが。

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