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NBA入りして4年、さらに成長したヤオ・ミン。

 ヤオ・ミンに何か伝えたいこと、聞きたいことがあるときは、彼の右側に立つほうがいい。子供のときに病気を患ったヤオは薬の後遺症で左耳がまったく聞こえないからだ。この4年の間にNBAの記者やヒューストン・ロケッツのチームメイトが学んだことである。

 ヤオのほうもアメリカのバスケットボールについて多くを学んできた。何しろ、その学習意欲はロケッツのコーチ陣のお墨付。いつも2時間早く練習場に来ると、アシスタントコーチとともに前の試合のビデオを見て反省し、次の試合の相手の研究をするのが日課だという。

 去年12月半ば、ヤオは左足親指の骨髄炎治療のために手術を受け、約2週間、動くこともできない日々があった。NBAに入ってからの3シーズンで2試合しか欠場したことがなかったヤオにとっては、練習すらできない日々は苦痛だったが、その時間も無駄にはしなかった。

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