日本スケート連盟の新会長に、参院議員の橋本聖子氏が就任した。橋本氏はスピードスケートと自転車の選手として活躍。'84年サラエボから'96年アトランタまで冬夏合わせて7度も五輪に出場した。'92年アルベールビル五輪のスピードスケート女子1500mでは銅メダルを獲得し、'95年に参議院議員自民党比例区代表で初当選を果たした。資金流用疑惑に揺れる連盟の再建にはまさにうってつけの人材だろう。
今回の不祥事が発覚したのは3月のことで、久永勝一郎元会長らを中心とする国際事業委員会が'03年までの3年間で1億円の赤字を出していたことが判明。その後の調査で使途不明金が次々と明るみに出たため、理事8人が辞任するという騒動に発展した。その最中に新会長に就任した橋本氏はまさに“火中の栗を拾う”格好になったが、就任会見では「引き受けた以上は人任せにするつもりは一切ない」と明言し、自らが先頭に立って改革を進めていく考えを強調した。
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