「捕手というのは、ゲームの中心的なポジション。だから、楽しいんだ」
「捕手の魅力は?」と訊ねてみると、まだあどけなさが残る22歳のヤディア・モリーナは、小さな声ではあるが、しっかりした口調でいった。
本命ヤンキースが、一時は最下位に転落するなど異変続きのペナントレースで、カージナルスは前評判どおりの強さを発揮、7ゲーム差(5月24日現在)という余裕のリードを保って首位を快走中だ。メジャー2年目のモリーナは、その扇の要としてマスクを被る。
「捕球、リード、そして肩。いずれの面でも素晴らしい。リーグを代表する捕手になるまで時間はかからないはず。体調万全で守ってくれたら、今シーズンはヒットを打たなくてもいいぐらいだ」
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photograph by Yukihito Taguchi