7月、埼玉ブロンコス新社長に新居晴彦が就任した。オーナー企業のディップ株式会社でCFO(最高財務責任者)を務める人物だ。彼をクラブの経営トップに据えた人事は、今季からBリーグワンに“昇格”するブロンコスが、これを機にさらなる上を狙うという本気度の表れと見ていいだろう。
47歳の新居の物腰は柔らかいが、その言動にはクラブ改革への静かな熱意がにじむ。実際、社長就任に伴って彼は大宮に新たに居を構えた。
「埼玉にブロンコスがある日常を作りたい。そう考えたとき、まずは自分自身がその日常に身を置くことが大事だと思いました」
そこに生活の拠点を置くことで初めて見えてくる街の息遣いを肌で感じつつ、地域の行事や会合にも精力的に足を運び、地元との距離を着実に縮めている。
こうした草の根の活動と並行し、経営面で着手したのがメディア戦略の強化だ。昨季は一部の試合にとどまっていたテレビ埼玉でのホームゲーム中継を、今季は全試合へと一気に拡充する。
同局とは資本業務提携を結んでおり、試合中継だけでなく情報番組でもクラブ情報を発信するなど、テレビを通じて日常的にブロンコスに触れられる環境作りを進めるほか、埼玉新聞社からの出資も受けた。さらに、ディップはJリーグの浦和レッズへ出資。同じ埼玉を拠点とし、絶大な人気を誇る浦和レッズとの連携を深め、競技の枠を超えて埼玉のスポーツシーンと地域社会を強力に盛り上げていく構えだ。
「2030-31シーズンでのBリーグプレミア参入」
ディップが経営に参画して2季目を迎えるが、昨季から着手した様々な施策の成果は、着実に数字となって表れ始めている。
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※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
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