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「みなさんの太陽になりたいです!」アジアに広がる“高橋藍フィーバー”をタイで取材《チケットは即日完売、熱狂のファンミで「好きな料理は…」》
3シーズンプレーしたイタリアを離れてサントリーサンバーズ大阪に加入し、今季はSVリーグでの活躍が期待される高橋藍。そんな彼は、9月14日から16日まで、日本から4000km以上離れた“微笑みの国”タイにいた。昨秋にも行われたジャパンバレーボールアジアツアー「エナジーカップ」への出場、そして現地でのファンミーティング開催のためである。
一アスリートが海外でファンミーティングを実施することは異例と言えるだろう。高橋はなぜタイを始めとした東南アジアでこれほどまでに絶大な支持を受けるのか?
チケットは即完売!熱気に包まれた会場。
海外での初のファンミーティングは、やはり開催前から大きな話題を呼んでいた。チケットは販売サイトのサーバーがダウンするほど大人気で、発売初日には即完売。この争奪戦を勝ち抜いた約300人の幸運なファンが9月16日の18時から約2時間半、至近距離で高橋に会う権利を手にしたのだった。
開始時間が近づくにつれ、徐々に熱気を帯びる場内。グレーのスーツにサントリーのチームカラーの赤いネクタイ姿の主人公が登場すると、会場は一段と華やかさが増した。
「きゃぁぁぁぁぁ~」
言葉にならないほど大音量の熱烈な声援。圧倒されながらも、高橋は超満員の観客席の最後方までじっくりと見渡しながら、「うれしいです!」とほほ笑む。
「コップクンカップ」
タイ語を披露すると、客席からはさらに大きな歓声と拍手が起こった。
オープニングトークでは自らが競技を始めたきっかけやバレーの魅力、「今までにいなかったオンリーワン、世界で唯一の選手になる」という夢を語った。そこに同じチームに所属する兄の塁も加わり、幼少時代のエピソードを披露。誰とでも打ち解ける“コミュニケーションモンスター”で話し上手というイメージがある高橋だが、兄いわく、「小さい頃は人前で話をすることができなかったんですよ。でも今は話せるようになった。みなさんのおかげです」。
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