#1062
巻頭特集

記事を
ブックマークする

[第4戦 KEYMAN]石川雅規「最年長黒星も、見せた闘志と投球術」

2022/11/05

 マウンドには2人の石川雅規がいた。1回先頭の佐野皓大に初球を左翼線に二塁打され、2死から吉田正尚、頓宮裕真を連続で歩かせて満塁へとピンチを広げる。そして2回もまた1死から連続四球で得点圏に走者を進められてしまった。

「ちょっと怖がっている部分と、丁寧にいっている部分とが紙一重だった。ストライクとボールがはっきりしていた部分があったかと思いますね」

 高津臣吾監督の分析だ。

 5回を投げて許した安打はわずかに2本。しかしシーズン中の与四球は1試合1.61個という石川が、「丁寧さと恐怖」で与えた四死球は全部で5つ。そこにいつもは見られない左腕の姿があった。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Naoya Sanuki

0

0

0

前記事 次記事