1イニングをゼロに抑える――CS進出へ上位を窺っていた8月のイーグルスで、宮森智志は中継ぎとして完璧な仕事をしてみせた。
「自分としてはリリーフにハマっている感じがあって、痺れる場面で1イニングを苦労することなく三者凡退に抑えることで、試合をスムーズに動かせていたと思います。中継ぎというのは、陰ながらチームを支えている感じがいいですね」
トントン拍子とはこのことだ。独立リーグの高知で先発していた宮森は、イーグルスに入団すると二軍の抑えに抜擢される。育成から支配下となったのが7月30日、一軍の中継ぎで初登板したのは8月2日。プロ初勝利が8月7日で、デビューから続く無失点ピッチングは10試合を超えた。初めて本拠地のお立ち台に上がったのは8月21日のことだ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by KYODO