春の欧州を騒がせたスーパーリーグ騒動で、最も厳しい批判を受けたのが、新リーグ創設を主導したレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長だった。
12の創設クラブは、マンCに始まり英国勢が次々と撤退を表明。ミラノ勢やアトレティコもそれに続く中、残党のボスとしてバルサ、ユーベと共に抵抗する彼の姿は「悪」の象徴だった。「間違っていた」と謝罪する勇気を持っていた英国勢との差は明確で、クラブのイメージ悪化も避けられない。「反レアル・ムーブメント」が尾を引けば、商業面にも影響が及んでいくだろう。
味方だと思っていたクラブはさっさと離れていき、各機関、ファン、メディアにも敵を増やしたペレス。彼はかつて「会長は全員に好かれるような存在ではない」と語っていた。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images