牧田 このオフに(高橋)礼くんと西武の與座(海人)くんと一緒に、アンダースローの合同自主トレをしたんですよ。下から投げるのは同じでも、3人とも球筋が全く違いますし、投げ方、柔らかさも違う。やっていて楽しいなと思いましたね。
渡辺 いいなあ……僕も現役なら参加したかった!
高橋 すごく勉強になりました。
渡辺 それぞれタイプが違うけど與座は牧田に近いかな。
牧田 似てますね。
渡辺 礼くんはちょっと山田久志さん寄りというか。
牧田 キャッチボールをしていて一番嫌ですね、礼くんは。球が強いんで怖い。身長や手足の長さの遠心力を使えているからこそスピードが生まれるんだろうな、と。
渡辺 しばらくいなかったもんね、こういうアンダースローって。オリックスに今年入った中川(颯)くんは長身で(184cm)、身体能力が高くバネもあって柔らかさもある。実は最初に映像を見たのは中学生の頃だけど、彼のタイプは、僕と礼くんの間くらいのイメージかな。
高橋 3歳年下なんですが、自分はよく中川くんの投球動画を見てました。球も速くて変化球も曲がりますし、フォームも綺麗。盗めるところがあるかなって。
牧田 実際のボールを見るのが楽しみ。ワクワクしています。
――すでにお互いよくご存じということで話が弾みますね。現役のアンダースローは4人。そして全員がパ・リーグのチームに所属しています。パだからこそ生きる、下手投げの強みがあるのでしょうか?
高橋 パのバッターはスイングが鋭いと感じますね。そういう意味でアンダースローは、速いスイングや、押してくる打者に対してより有効なのかなと思います。
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