加入1年目で欧州王者となり、2年目にはプレミア制覇。世界年間最優秀GKに贈られるヤシン賞も受賞した守護神は、リバプールのサッカーに、どんな変化をもたらしたのか。元イングランド代表GKグリーンが、背番号1の凄みを語る。
去る1月31日のプレミアリーグ21節、ウェストハムからの先制点を含むモハメド・サラーの2ゴールは、『スカイスポーツ』の生中継で「ワールドクラスの芸術」と讃えられた。
だがリバプールには、チームの最後尾にも世界最高水準の“モダンアーティスト”がいる。「スイーパー・キーパー」と呼ばれ、11人目のフィールド選手の如く能動的にプレーするアリソン・ベッカーだ。
アリソンは、このウェストハム戦(3-1)でも、まだ両軍無得点だった50分過ぎに、ペナルティエリアの外までダッシュして未然に危機を防いでいる。最終ラインの裏に出たボールに走り込む相手FWマイケル・アントニオとのレースに勝ち、奪ったボールをタッチライン際からMFチアゴ・アルカンタラへと繋いだ。
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