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日本復帰の牧田和久がつなぐ 速球派アンダースローの系譜。

2020/04/05
西武では7年間で276試合53勝49敗25S。2018年にパドレスに移籍して27試合に登板した。今季から楽天でプレー。

 山田久志にアンダースローについて訊いたときのことだ。284勝を挙げた山田はこう言った。

「下から投げるのは、上から投げてダメだったからだと思っている人がけっこういるけど、そうとは限らない。アンダースローの身体の使い方が合う人もいるんだ。それにアンダースローは技巧派だと思っている人もいるみたいだけど、これも違う。アンダースローにもまっすぐで勝負できる速球派はいる。問題は手首を立てているかどうかなんだよ」

 確かに山田は技巧派のピッチャーではなかった。ボールをリリースする直前、手首を立ててスナップを利かせ、速いストレートを投げる“本格派”のアンダースローだった。

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photograph by KYODO

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