右目でフィジーで戦う若き桜戦士の奮闘を追い、左目は飢えた狼たちのタックルに引きずり込まれる――。同じような時間を過ごした方もきっといただろう。コロナ感染拡大対策で国内の試合がすべて休止されて3度目の週末となった3月14日、ラ党各位は南半球から届く2つの映像を、各種デバイスを駆使して見届けたはずだ。
フィジーで奮戦していたのは大学生を中心としたジュニア・ジャパン。舞台はフィジー、サモア、トンガに日本を加えた4カ国の準代表によるパシフィック・チャレンジ。世界に挑む登竜門の大会だ。この日、ジュニア・ジャパンは大会4連覇中のフィジーに21-12で快勝。激しいタックルと強力スクラムを武器にボールを奪い、SH藤原忍(天理大)とSO丸山凜太郎(東海大)が強気にゲームをリード。WTB木田晴斗(立命館大)が2トライをあげる見事な勝利で大会初優勝を飾ったのだ。
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