新春恒例、新日本プロレスの東京ドーム大会は、史上初めて1月4、5日の2連戦で行なわれた。4日が4万8人、5日が3万63人、計7万71人の大観衆を飲み込む熱狂ぶり。業界の盟主らしく、令和初の正月に快調なスタートを切った。
文句のない観客動員数を記録し、興行的には大成功の東京ドーム大会だったが、肝心のリング内は大荒れ。今年のリーダー争いは、かつてない混戦模様なのだ。
2019年度のプロレス大賞・最優秀選手賞に輝いたIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカは、5日にIWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也とのダブルタイトルマッチに臨んだ。結果は、よもやの逆転負け。35分37秒、内藤の粘りに屈し、6度目の防衛に失敗した。どう転んでも「波乱の1年」を予感させる戦いぶりだった。
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photograph by NewJapan Pro-Wrestling/AFLO