#995

記事を
ブックマークする

神戸を初戴冠へ導いた“鹿島キラー”。 藤本憲明の物語は終わらない。

2020/01/21
前半38分、2点目となるゴールを決めた藤本(左から2人目)。「ノリアキ」を意味するNポーズを見せて喜んだ。

“キラー”がキラキラと輝いた。新国立競技場のオープニングマッチとなった元日の天皇杯決勝。ヴィッセル神戸は鹿島アントラーズを打ち破って、クラブ創設25年目にして初タイトルを手にした。先制のオウンゴールを誘発し、追加点を挙げた藤本憲明は目覚ましい働きぶりであった。

 30歳のストライカーは、鹿島に滅法強い。'19年シーズン開幕戦(2月23日)。大分トリニータのエースとしてアウェーで2ゴールを挙げ、昇格チームが「常勝軍団」を撃破する大金星に貢献した。夏に移籍した神戸でも11月30日のアウェーマッチで先制ゴールを決めている。この相性の良さを買われて、優勝の懸かる大一番で先発起用されたのだった。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Getty Images

0

0

0

前記事 次記事