#985
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<僕らが18歳だった頃> ジネディーヌ・ジダン「18歳とは思えなかった」

2019/09/10
'90-'91シーズン、18歳のジダンはカンヌの主力に定着。チームは13戦無敗を記録するなど好調な1年だった。
バロンドール、CL、EURO、W杯まであらゆるタイトルを獲得した偉大な男は、謙虚で落ち着いた少年だった。しかし秘めた闘志と無限の努力が、誰も想像だにしなかった成功へと彼を導いた。(Number985号転載)

 ジネディーヌ・ジダンがフランス1部リーグ(当時の名称はディビジョン・アン)で活躍を始めたのは18歳のときだった。カンヌでジダンを抜擢した監督はボロ・プリモラツ。名古屋グランパスとアーセナルで、2018年まで23年間にわたりアーセン・ベンゲルのアシスタントコーチを務めたあのプリモラツである。

 また、プリモラツとともにカンヌでコーチとして働き、彼が監督を解任された'92年1月に後を継いだのが、前横浜F・マリノス監督のエリック・モンバエルツであった。

 プリモラツとモンバエルツ。ふたりは若き日のジダンをどう見ていたのか。また18歳のジダンは、彼らのもとでどんな成長を遂げたのか……。ふたりの証言から、カンヌ時代のジダンを検証する。

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photograph by Getty Images

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