試合に出られなくても、徹底的に野球に打ち込む。
それは外野から見れば「Crazy」かもしれない。
取材26年目の番記者が、逆風に挑む騎士の核心に迫った。
それは外野から見れば「Crazy」かもしれない。
取材26年目の番記者が、逆風に挑む騎士の核心に迫った。
19度目のキャンプ初日、ウォームアップでは集団の中央、先頭を走った。しなやかさ、軽やかさは20近く年が離れた同僚に混じっても目立った。キャッチボールのボールの伸び、フリー打撃での打球の強さも相変わらずだった。キャンプイン時の体脂肪率はチーム最低値の7%だ。しかも、その数値は10年以上変わらないという。
マリナーズのキャンプを訪れた福良淳一・前オリックス監督と、高橋由伸・前巨人監督が口をそろえた。
「全然変わらないですね」
福良氏は25年前、イチローが初めて日本球界で年間200安打の壁を打ち破ったシーズンで1、2番コンビを組んでいた。3月18日の巨人対マリナーズの中継で解説者デビューする高橋氏は、イチローより2歳若い。ちなみに新たにチームメイトとなった菊池雄星の恩師、花巻東高の佐々木洋監督が高橋氏と同じ43歳だ。
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photograph by Naoya Sanuki