'20年東京五輪の新競技であるスポーツクライミングの種目の一つ、ボルダリングのワールドカップ(W杯)今季第5戦が6月2、3日に東京で行なわれ、第一人者である29歳のベテラン、野口啓代が優勝した。自身3度目のW杯3連勝で、通算21勝目だ。
ボルダリングは高さ3~5mの壁に設定された課題(コース)を制限時間内にいくつ登ったかで競う。W杯は予選、準決勝、決勝の3ラウンド制で、決勝は制限時間4分。野口は予選を突破した20人で争われた準決勝で、ただ1人、全4課題を攻略した。しかも、すべて一度も落ちることなくクリアする「一撃」を連発。6人で争われた決勝では経験を生かした勝負強さで、世界ランキング1位の野中生萌をかわした。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by AFLO