前人未踏の領域に足を踏み入れられる選手は、そう多くはない。ファイターズの近藤健介はそんな中の一人である。彼は2017年、“打率4割”という夢を見せてくれた。もちろん日本プロ野球界で過去、誰一人としてこの領域に辿り着いたものはいない。
痛めた左ヒザへの不安がなくなった近藤は、'17年のシーズン、6月に入っても打率4割をキープしていた。大谷翔平がケガで戦線を離れて以降、3番、DHに定着し、150打数61安打、打率.407。50試合に出場しての打率4割台は、張本勲の46試合を超える球団新記録だった。当時、近藤は打率4割について、こんなふうに話していた。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images