#940
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<F1 CLIMAX 2017>ホンダが本当になすべきだったこと。

道半ばにして終焉したマクラーレン・ホンダ。
何が間違っていたのか、どうすべきだったのか。
苦難に満ちたホンダの3年間を検証する。

 9月15日、シンガポールGPの金曜日に、マクラーレンとホンダは両者の契約が今シーズン末で終了することを発表した。

 ホンダが“栄光のマクラーレン・ホンダ”復活を掲げて2015年からのF1参戦を発表したのは'13年5月。長期の予定だったはずのプロジェクトには、走り始めて3年で終止符が打たれた。理由がホンダ製パワーユニット(以下PU)の性能・信頼性不足にあることは誰の目にも明白だ。


 '15年の成績は10チーム中9位。トラブルのないグランプリは稀で、第7戦カナダGP以降、ドライバーは2~3戦ごとにグリッド降格のペナルティを背負った――PUを構成する6つのエレメントは年間使用基数が制限されており、超過する度にペナルティが科せられるためだ。

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photograph by Mamoru Atsuta(CHRONO GRAPHICS)

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