熱闘、激闘、死闘が繰り返される日々。魂を何度も揺さぶられるような展開に、第4回WBCは観客動員も大会史上初めて100万人を突破した。
かつてないほどの盛り上がりにはいくつもの要素がちりばめられているが、そのひとつに第三勢力の台頭がある。
まず世界を驚かせたのは、予選から勝ち上がって初の本選出場を果たしたイスラエルだ。開催前の評価は低く、「1勝できれば」という程度のものだった。
ところが開幕戦で韓国に延長10回、2対1で初勝利を収めると、プールAの優勝候補オランダも倒し、3連勝で2次ラウンドに進出。勢いは止まらず初戦のキューバ戦にも勝って4連勝。その後は日本、オランダに連敗を喫して敗退してしまったが、その統率の取れた戦いぶりは目を見張るものがあった。
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