司馬遼太郎や三島由紀夫を愛読するプロ野球選手は、そうはいまい。昔から読書が好きで、時間を見つけてはジャンルを問わず、乱読していた。
「読書も好きでしたし、子どものころには野球のほかに8つの習い事をさせてもらっていました。水泳、器械体操、バレーボール、ピアノ、書道、将棋、絵画、あと一つは……ソロバンです(笑)」
そのおかげで肩の可動域は広がり、バランスの取り方を覚え、リズム感も身についた。さらに将棋やソロバンを活かして、理詰めで計算通りに……と簡単に事は運ばない。今年、プロ8年目を迎えるライオンズの菊池雄星に、今、ピッチャーとしてできるようになりたいことは何かと訊いたら、彼は即座にこう言った。
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photograph by Takuya Sugiyama