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自分らしさを貫き通したアイバーソン、殿堂入りへ。~今でもコーンロウを結って、動じず~

 子供の頃、初めて母からバスケットボールの練習に行くように言われたとき、アレン・アイバーソンは大泣きして抗ったという。アメリカン・フットボールが得意で大好きだった少年には、バスケットボールはヤワなスポーツだという先入観があり、やりたくなかったのだ。

 30年余りの年月が流れ、今年9月9日、アイバーソンはバスケットボール殿堂入りした。

「世界最高のフットボール選手が――自分は本当にそうだった――こうしてバスケットボール殿堂の舞台にいるなんて、まったくクレイジーだ。神はなんと素晴らしいのだろうか」とアイバーソンは神に感謝した。その後、約30分間のスピーチで家族をはじめ、これまで関わってきた人たちすべてに感謝しながら、言葉を詰まらせ、目に涙を浮かべた。

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photograph by Getty Images

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