WBCまで半年余り。世界一奪還を掲げる小久保裕紀監督ではあるが、その目標を現実のものとするために日本代表の4番を打てる選手は、もはや彼の他にはいないと言っていい。
ベイスターズの筒香嘉智である。
7月、筒香は打率.429、ホームラン16本、打点31という圧巻の数字を叩き出し、三冠王を狙える位置につけている。オールスターゲームでも2試合連続でホームランを放ち、第1戦では最優秀選手に選ばれた。筒香はこう言っていた。
「オールスターは特別な試合なので、ホームランを打てて嬉しかったですね」
日の丸を背負う戦いでは、レギュラーシーズンの成績は鵜呑みにできない。特別な舞台で特別なプレーをしようとしてしまう選手は、そのメンタリティがいい結果につながらないことが多いからだ。しかし筒香は、大舞台での心構えを去年のオフ、ドミニカで学んだのだという。
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