体操の強豪・埼玉栄高校で、1年からレギュラーとして活躍していた山室光史。才能も実力も頭抜けた存在で、高3のインターハイ個人総合では前評判通りに優勝。2位に入ったのは内村航平(当時東洋高校)だった。
「2人で五輪の表彰台の真ん中に並んで上がりたいね」
'07年春、そろって日体大に進学した山室と内村は、2人でよくそんな話をしたという。
「でも、それは団体ではなく、個人総合で同点優勝ということだったんです」
山室は'08年北京五輪の舞台は踏めず、内村に先を越される形になったが、'12年ロンドン五輪には一緒に出場した。
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