アメフトのランニングバック。ボウリングのボール。ブルドッグ。どれもかつて、カイル・ラウリー(トロント・ラプターズ)を描写するのに使われた表現だ。NBA選手としては小柄だが、がっちりした体形で、ピンをなぎ倒して転がるように相手ディフェンスの間を突き進むパワーが武器だった。
それだけに、昨秋トロントに戻ってきたラウリーの姿に、チームメイトたちみんなが驚いた。夏のオフの間に食生活を変え、自転車とピラティスに励んで、別人と思うほどスリムになっていたのだ。
29歳、中堅と言われる年齢になり、体重を落とすことで故障を減らし、シーズンを通してベストな状態を維持したかったのだという。昨季、前半の活躍で初のオールスターに選ばれながら、後半に故障などから失速、チームもプレイオフ1回戦で敗退したことへの反省もあった。
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