2011年7月の名古屋場所で、琴奨菊が憧れ続けていた大関魁皇が、現役引退を表明した。そして、まるで「新旧大関交代」とでもいうように、翌9月場所後に、琴奨菊は大関昇進を決めたのだった。現在、浅香山親方となった元大関魁皇は、先の初場所での“同郷後輩大関”の相撲に目を見張ったという。
「それまでの安定した成績を見て、『優勝に一番近いのは稀勢の里かな』と思っていたんですけどね。先場所の琴奨菊は出だしから元気いっぱいだった。いつものようにどこかでスタミナ切れするんじゃないかと思ったけれど、その心配もなく、最後までいい相撲を取っていた」
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photograph by KYODO