世界陸上選手権北京大会において、日本勢はメダル1、入賞2という、予測を大きく下回る成績に終わった。メダルは50km競歩の谷井孝行(銅メダル)、入賞は同じく50km競歩の荒井広宙(4位)と女子マラソンの伊藤舞(7位)。トラック種目や跳躍種目、投てき種目で8位以内の入賞はゼロに終わったのである。
残念な結果と言えばもちろんその通りだが、今大会の記録全般を見ていくと、2年前のモスクワ大会と比べて、予選通過ラインが、著しく上がってしまった種目が多いことも事実だ。中でも日本勢に有力選手がいたいくつかの種目で、予測ができなかったほど、全体のレベルが上がっていて、有力選手が予選落ちした例が目立った。
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