新シーズンへの戦略は、プログラム作り、なかでも“振付師選び”からスタートするといって過言ではない。
多くの若い選手は、コーチが振付も行うことが多い。選手のレベルを理解し「アップテンポな動きが得意だから、スローな動きを練習させよう」などと、あえて課題を与える事も出来る。
一方、トップ選手ともなると“世界で勝てるプログラム”を求めて、国外の有名振付師に依頼することが多い。
羽生結弦は4月早々にカナダへ渡り、ショートはジェフリー・バトルに、フリーはシェイリーン・ボーンに依頼した。これは昨季と同じ顔ぶれで、コーチのブライアン・オーサーも「ショートはユヅルのリズム感の良さを生かし、フリーはドラマティックな世界観をふんだんに表現してくれる、最高の振付」と話しており、羽生との相性の良さは証明済みだ。
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