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中盤戦最大の見どころは、フェラーリのコンビ攻撃。 ~ベッテル&ライコネンの反撃~

ベッテル(右)は2010~2013年に4連覇を達成し、ライコネンも2007年の覇者という王者コンビだ。

 第8戦オーストリアGPを終え、シーズンはこれから“セクター2”の中盤戦に進む。現在、首位メルセデス328点、2位フェラーリ192点、3位ウイリアムズ129点と続く。昨年の新パワーユニット(PU)導入後、メルセデスは実に27戦23勝。レッドブルに昨年3敗、フェラーリに今年1敗という勝率は驚異的で、伝説のマクラーレン・ホンダ快進撃('88年~'89年)に匹敵する。ちなみにハミルトンとロズベルグの“1-2フィニッシュ”は16回で、セナとプロストの14回を既に超えている。

 '88年の2位がフェラーリ(1勝)で、'89年はウイリアムズ(2勝)だった。伊・英の両名門が一矢報いた二十数年前とダブるように、今季フェラーリは第2戦マレーシアGPでベッテルが連勝を阻む1勝と2位2回、ウイリアムズも3位を2回と懸命にくいさがっている。しかし、メルセデスを脅かすのは、やはりフェラーリ。ウイリアムズはメルセデスPUユーザーで、同一スペック供給の契約でも厳密には細部が異なるようだ(マッサが言及すると両首脳陣はすぐに否定)。

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photograph by Getty Images

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