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サファロバの躍進に見る、“才能”と“実力”の関係性。 ~元・天才テニス少女、28歳の覚醒~

2015/07/02
全仏の決勝ではセリーナ・ウィリアムズ(米国)に、フルセットまで持ち込んだものの惜敗。

 時々、第一線の選手から「彼(彼女)は才能がある」という言葉を聞く。言葉の主も優れた才能の持ち主なのだが、選手も羨望する別格が存在するという。全仏準優勝のルーシー・サファロバ(チェコ)もそんなタレントの一人だ。

 フォアもバックも角度をつけて左右両翼に相手を振る。クリーンヒットしているからボールは伸び、ライン際に落ちる。

「すごい才能だと思いました。このヒット力、なんだろう、と」。そう話すのは現役時代に対戦した杉山愛さん。「この子はくると思ったけど、なかなかこなかった。でもやっときたかという感じです」。成長を喜んでいるのが口調でわかる。

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photograph by Hiromasa Mano

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