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敵失でモナコGP3連覇。ロズベルグの「レース運」。 ~セナ、プロストらに並ぶ偉業の綾~

レース後、「チームを責めはしない」と語るハミルトンだったが表彰台では失意を隠せず。

 モナコGPに連勝するには「レース運」も必要だ――。終盤64周目まで独走するハミルトンに25.727秒差をつけられていた2位ロズベルグは、チームメイトを攻めるのではなく背後に迫る3位ベッテルから身を守るのに懸命だった。ミスを犯さぬよう、狭い公道コースの幅ぎりぎりまでは使わず、タイムペースを安定させる走りに切り替えていた。

 事態急変のきっかけは63周目、10位を争っていたグロージャンと新人フェルスタッペンが1コーナーで接触大事故。今年採用された新ルール、“バーチャル・セーフティーカー”(先導車がいない状態で全車低速走行)がいったん適用された直後に従来のセーフティーカー先導に切り替えられた。

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photograph by AFLO

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