「野球選手でなければ、商社マンになりたかった」
日本人最多のメジャー登板数を誇る鉄腕は、ずっと海の向こうを夢見ていた。
誰よりも彼の地に根差した野球選手が語る、「幸せな生活」とは――。
日本人最多のメジャー登板数を誇る鉄腕は、ずっと海の向こうを夢見ていた。
誰よりも彼の地に根差した野球選手が語る、「幸せな生活」とは――。
長谷川滋利の場合は、同学年の野茂英雄のように「メジャーリーガーになりたい」という夢があったわけではない。それでも'97年の渡米からメジャーで9年にわたり投げ続け、通算517試合の登板は日本人歴代1位。その活躍を支えたのは「アメリカに住みたい」という強烈な憧憬だった。引退後もカリフォルニアに居を構える長谷川が、愛してやまないアメリカ生活を語る。
初めてアメリカに住みたいと思ったのは、立命館大学2年生のとき。野茂くんや古田敦也さんも名を連ねたソウル五輪日本代表の選考合宿に参加して、代表からは漏れてしまったのですが、Bチームで海外遠征に行けることになりました。といっても、このときはカナダのバンクーバーでしたが。
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photograph by Kazukaki Nshiyama