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FIBA制裁、解除への道は? 日本バスケが迎えた“危機”。 ~問われる協会の国内統括力~

深津泰彦・JBA会長は引責辞任。今後、制裁下で光明を見出せるか。

 日本のバスケットボール界が今、大きな危機に直面している。国内を統括する日本バスケットボール協会(以下協会)が、国際バスケットボール連盟(FIBA)から指摘されていた問題点に対して、10月末の期限までに十分な解決策を示すことができず、資格停止処分を受けることがほぼ確実となったのだ(11月20日現在)。

 資格停止とは、国際試合の禁止を意味している。男女、年代を問わず、海外との交流試合や、アジア大会、世界大会などの国際大会に出場できなくなる。たとえば来年夏までに資格停止処分が解かれなければ、日本代表はアジア地区選手権に出場できず、リオ五輪への道が閉ざされてしまう。アンダー世代も国際試合の場を経験することができず、育成面でも大きな遅れを取る。

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photograph by NIKKAN SPORTS

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