#865

記事を
ブックマークする

来季、正念場を迎える“鯉のプリンス”。 ~堂林翔太に必要なのは確実性~

2014/11/14
英才教育を施してくれた野村監督が去り、一からの再出発となる堂林。サードで再び輝くか。

 日米野球に向けて、侍ジャパンのトップチームには、同学年の今宮健太が選ばれた。一つ下の山田哲人もいる。

 しかし堂林翔太はこの秋、日南の秋季キャンプで泥にまみれていた。“鯉のプリンス”も、来年はカープのレギュラーさえ確約されているわけではない。

 2年前の今頃、21歳の堂林は第3回のWBCに向けて、キューバ代表との強化試合に臨む日本代表の一員に選ばれていた。プロ3年目の2012年、144試合に出場し、打率.242、14本のホームランを放って、オールスターにも出場した。2013年はケガもあって、105試合の出場で.217、6本のホームランに終わる。そして今年は93試合の出場に留まり、打率も.246、ホームランは8本。5月に右手薬指を骨折して約1カ月半、戦線を離れたことを考えても、いかにも物足りない数字である。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Nanae Suzuki

0

0

0

前記事 次記事