気持ちがわくわくするような感覚を思い起こした。6月6日、メジャーで初めてヤンキース・イチローと「対戦」したロイヤルズ青木宣親は、試合後、少年のように瞳を輝かせながら、その空間を振り返った。
「うれしかったですね。メジャーに来て、イチローさんと同じフィールドでプレーするのは、ひとつの夢みたいなものでしたから」
開幕から2カ月が経過し、残りは約100試合。9日の試合後には、一緒に食事に出かけ、野球談議を交わした。グラウンド内外で実現したイチローとの再会は、青木にとって上昇のキッカケになり得る、願ってもない機会だった。
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photograph by Yukihito Taguchi