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全ては'19年W杯のために。 若きジャパンの武者修行。 ~世界に通用するラガーマンを~

2014/03/09
中学時代はサッカーでも将来を嘱望されていた筑波大の山沢。1年生にしてエースを担う。

「世界では、19歳や20歳でテストマッチ・デビューを飾っている選手がたくさんいますからね」

 沢木敬介ヘッドコーチ(HC)は、さも当然という表情で言った。2月19日、オーストラリアで開催されるパシフィックラグビー杯に出場するジュニア・ジャパンのメンバー発表会見。オーストラリアの強豪州やサモア、フィジーなどの準代表チームと戦うこの大会に、沢木HCは、全員20歳以下という若いチームで臨むことを発表したのだ。

 4月には、ジュニアワールドラグビートロフィー(JWRT)が香港で開催される。世界トップ国の代表予備軍が鎬を削るU20世界選手権(JWC)の下部大会だ。日本は過去4年のうち3度準優勝で昇格を逃し続け、昨季は決勝にも進めず敗退した。JWC昇格を勝ち取るためには、並の強化プログラムでは届かない。そんな決意が、南半球のエリートが居並ぶ大会での武者修行を選択させた。

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photograph by Nobuhiko Otomo

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