4月6日、メキシコのオディロン・サレタを相手にWBC世界フライ級王座の3度目の防衛戦を行なう八重樫東が、記者発表の席上こうコメントした。
「ローマン・ゴンサレス選手は強すぎてチャンピオンがみな(対戦を)敬遠していると聞いた。次の防衛戦が無事終わったら、僕はその挑戦を受けたい」
よくぞ言った――これがファンの思いだろう。八重樫が名指したニカラグアの強豪は日本のファンの間で「ロマゴン」として知られ、38戦全勝32KOという不敗記録とともに「軽量級最強」の呼び声も高い。新井田豊、高山勝成もその軍門に下り、ミニマム、ライトフライ級の世界2階級を制覇。さらに3階級目を求めてフライ級に転向したばかり。同日の前座試合で“顔見せ”する予定だ。
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photograph by BOXING BEAT