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F1復帰の可夢偉も登場。 初テストは“走る実験室”。 ~複合システムを巡る試行錯誤~

ケータハムCT05で初走行に挑む小林。ルノーエンジンの不調もあったが54周を走り終えた。

 今季初の合同テストにロータスを除く10チームが参加し、1月28日から4日間、スペインのへレス・サーキットを走りこんだ。'14年新規定に基づき一新された1600ccV6パワーユニットは“複合システム”と言える。従来のエンジンにMGU-K(運動エネルギー回生)、MGU-H(熱エネルギー回生)、エネルギー貯蔵バッテリー、ターボチャージャー、コントロール・エレクトロニクスを加え、これらを完全に機能させて、想定750馬力以上を発揮する。とても複雑で、もはや単純にエンジンとは言えず、既存3メーカーはそう表現しない。究極のエネルギー効率を競うべく、1レース使用燃料量は3割減とされる。

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photograph by Getty Images

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