コービー・ブライアントは昔から、物分りのいい選手でも、周りに流される選手でもなかった。自分が選んだ道を歩み、思ったことを口にしてきた。先日、ロサンゼルス・レイカーズと2年間の契約延長で合意した時もそうだった。
契約交渉自体はスムーズだった。今後の補強計画とともに金額を提示されて一発で受諾、ブライアントいわく「交渉ですらなかった」という。2年4850万ドルという金額は今季と比べると減額だが、それでもまだNBA最高年俸。アキレス腱断裂した35歳、しかも試合復帰前の選手への契約としては高いと見る人もいるだろうが、世界的な人気選手のブライアントはレイカーズの象徴的な存在だけに「引退までレイカーズで」というチーム側の気持ちの表れだった。ブライアントも「レイカーズのためなら何でもやろうという気になる」と感謝した。
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