「怪物と呼ばれる人は、僕を含めて多いですが、大谷は本物です」
菊池雄星に憧れて花巻東に進学し、甲子園の土を踏んだ大谷翔平について、先輩である西武の17番はこう評す。一時はメジャーを目指した二人の対決が3月30日の開幕第2戦で実現した。
菊池はルーキーを立ててはいたが、本心は少し違っていた。高校の恩師・佐々木洋監督には「先輩として負けるわけにはいきません」と話していたのだ。
大谷との初対戦は、2回1死一塁の場面で巡ってきた。“注目されるのは僕じゃなくて大谷の方だから”と冷静な姿を装っていたが、マスクをかぶる炭谷銀仁朗は、菊池の気負いを見抜いていた。
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photograph by NIKKAN SPORTS