#818

記事を
ブックマークする

驚愕の超大型トレードが 球界の常識を変える。 ~ドライかつ奥深い、MLBの流儀~

2012/12/11
マーリンズのロリアオーナーは、過去にもエクスポズを売却するなどオフを騒がせてきた。

 今季、優勝争いから早々と脱落したブルージェイズとマーリンズの間で、大規模なトレードが成立した。ブルージェイズが盗塁王3回の遊撃手ホセ・レイエス、先発左腕マーク・バーリー、快速右腕ジョシュ・ジョンソンら5選手を獲得し、若手選手7人を放出。ここ数年、動きが遅い傾向のあったオフ市場で、早い時期に大物選手が動いたトレードに、球界関係者も驚きを隠せなかった。

 今回の大型トレードが反響を呼んだのは、昨オフにFAで移籍しながら、わずか1シーズンでトレードされたバーリーが「オレはマーリンズにウソをつかれた」と、球団批判したからだけではない。また、コミッショナーのバド・セリグ氏が、球団解体に着手したマーリンズのオーナー、ジェフリー・ロリア氏の経営方針を追及したからでもない。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Yukihito Taguchi

0

0

0

前記事 次記事