「ドーピング検査をするわけでもないのに、講習だけ受けても無駄じゃないのかな」
「ドーピングは、もともとアマチュアスポーツのものなんじゃないの?」
8月21日、国技館に集った力士や師匠たちは、 怪訝そうに首をかしげていた。この日、日本相撲協会が、昨年12月に続いて2度目のドーピング講習会を開いたのだ。日本医科大千葉北総病院の南和文整形外科部長を講師とし、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が禁じる医薬品などについて、約1時間にわたり講習を受けた力士たち。薬剤師用の「ドーピング防止ガイドブック」が資料として配布され、市販の風邪薬やサプリメント、滋養強壮薬にも禁止成分を含むものがある、などと注意を促された。
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photograph by KYODO